
予定ではこの先3キロの別格十四番常福寺を打つ予定でしたがこの雨なので確実に雨風が凌げる場所に野営することに。ただ、いきなり宿泊禁止の看板が…。先に進むか迷っていると持ち主らしき人が表に。すかさずテント設営の許可をもらう。ついてる。
しかし、ここまでの道中、やはり食糧は調達できませんでした。
別格十三番の道中、車道を選択したので軒先の住民のかたに食糧品店はないかと尋ねることができた。
やはりないらしい。つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
へこんだらお腹をさらに凹まし立ち去ろうとすると、食べ物を接待してくれるという!ありがたい。
数分後、おばさんはごっついすいか二切れとカステラ六切れと缶コーヒを袋に詰めて持って来てくれました。感謝。どしゃ降りなので十三番で戴くことに。
普段すいかは好んで食べないのですが、このすいかは甘くとても美味しかったです。ただこのすいか、ものっそ重かったですよ、おばさん。ありがとうございます。十三番でカステラ四切れを備蓄し、出発しました。
そして、この東屋に向かう途中、山道のハイウェイに小さな公園に屋寝付きベンチを発見。休憩に赴きました。すると、何故か雄鶏が二羽野生しています。
僕も覚えがあります。祭りの夜店のヒヨコ掬い。当時幼かった僕は掬ったヒヨコ(雄)のつがいが欲しくて別売りの雌と二羽駄々こねて買ってもらいました。
親はやめとけと言ってましたが、つがいが欲しかったんです。そして懸命に育てた二羽の鶏はどちらも立派なとさかが生えました…。
夜店のおじさんは「これはええメンタや。ぎょうさん卵生むわ」と言っていたのに。誰に訊いてもこの二羽じゃ卵はできないと…。僕が一番最初に人に騙されたことです。
そして四六時中鳴く鶏は近所迷惑だから公園に捨ててこいと。
この二羽の鶏を見てると当時の悔しさや後ろめたさが蘇ってきました。雨風をしのぐ彼らに僕はさっきおばさんに貰ったカステラ一切れをケンカしないように与えました。
当時の僕がしてやれなかった事です。でも、相方の方はもっとよこせとがっついてくる。僕ももう食べ物がこれしかないんだよ。残りは僕の晩御飯なんだ。何故か詫びを入れカステラをしまいました。自分の宿命を受け止め天寿を全うしなさい。鶏達を諭し、出発しました。
幼かった頃、そんな経験から鳥や生き物を食べるのが嫌でたまりませんでした。でも、おばあちゃんはこの鳥は食べられるために生きている。美味しく食べると鳥も幸せなんだと。そう僕に教えてくれました。
単純な僕はもりもり食べればこの鳥達は幸せなんだと、すっかり吹っ切れました。だから僕は焼き鳥が好きなんですかね。(長っ)


