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コマース系ブランドの乱立

プレスリリースをみていると、芸能人、インフルエンサー、著名人プロデュースブランドが多くなりました。売り方としては、すでにファンが付いているインフルエンサーや芸能人がプロダクトつくって売る方が売上は立ちますよね。ただ、それってあまりに属人的すぎる。

 

100年続くブランドを創ると考えたときに、やぱり人に紐づくブランドは成立しない。その人が100年後も生きているわけないし、100年語り継がれるほど傑出した人物はそうそういないと思う。

 

たとえば、 TikTokなどのSNSにおいて合計94万を超えるフォロワーを持つインフルエンサー「ふてこ」さんがプロデュースしたD2Cコスメブランド「Blair(ブレア)」。

この場合、ファンは「ふてこ」さんであって、「Blair(ブレア)」のファンじゃない。それなのに、「Blair(ブレア)」=「ふてこ」さんに縛られる。「ふてこ」さんがどんどんコスメブランドをプロデュースすれば、「Blair(ブレア)」の熱量は必然的に冷める。そして、ないとは思うけど、「ふてこ」さんに不祥事があれば、ブランド自体が消滅しかねない。

 

※2024年1月現在、「Blair(ブレア)」の公式サイトはもう確認できませんでした。

 

ブランドって、そのブランドの世界観があって、はじめて共鳴したインフルエンサーなり、芸能人なりが現れると思うんです。僕のブランド論は、一過性ではなく、100年続くブランドこそがブランドであると考えているので、属人的なブランド、いわゆるコマース系ブランドとは違う路線だと思う。こういうコマース系ブランドの10年後とか30年後とかどうなっているんだろうか。○○さんからバトンタッチ!今年から○○プロデュースブランド!とかになるのかな。

 

マーケティングが、「ターゲットに設定した消費者に共感してもらう」ということなら、プロデュース系ブランドって王道だと思います。消費者インサイトに沿って適切なコミュニケーション戦略を設計して、実行する。プロデュース系なら、消費者インサイトはダイレクトに取集できるし、コミュニケーションのタッチポイントもすでに構築されている。いままでは、芸能人を起用してCMを流す、タッチポイントはプロモーションを企画して、消費者に共感してもらう。そんな大規模な仕掛けが必要でしたが、今では、プロデュース系のようなミニマムなマーケティングが可能になりました。

 

ただ、やはり、あるプロデュース系が成功するや否や、あっちにも、こっちにもプロデュース系が乱立し、過当競争になってきました。そう、なかなか勝てないんですね。

 

僕は、これらプロデュース系ブランドって、プロモーション企画と同じと考えています。だから、手法や手段が陳腐化しやすい。僕はインフルエンサーやユーチューバーは、ブランドつくるより、プロモーションに徹した方がいいと思うんですけどね。

 

でも、プロモーションですっていうより、プロデュースしましたっていう方が売れるか・・・。やっぱりプロデュース系ブランドもありかな、なんて思えます。




naohiro YOKOTAKI

NYC合同会社代表/ブランディング&ECコンサルタント/化粧品プロデュース/補助金・助成金サポート/大阪府出身/兵庫県在住/趣味は、水泳、マラソン、ロードバイク、サウナ、筋トレ、読書、映画鑑賞、株式投資/ペットは、チワワ、金魚とカメ/個人的な日常や事業について書いています。

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