たっきーです。
ヒトはその機能の全てを自我を形成する「脳」に委ねている生物です。ただ、「脳」で意識してコントロールできるのは、その活動の1-2%だといわれています。
のどが渇いて、目の前のコップの水を飲む。
このとき、「のどが渇いた」から「コップの水を飲む」動作をすると考えがちですが、実は、さきに手が伸びて、脳から意識として「のどが渇いた」と認識されています。その信号の差異は0.1-0.4秒とされています。
この信号の差異から、僕たちは「先に」のどが渇いた「から」コップに手を伸ばしたと考えてしまいます。
僕たちの行動や動作の約99%は無意識下のうちに行われています。その行動を支配しているのは一体何でしょう。
それが「ミトコンドリア」です。
ミトコンドリアは人間の様々な活動に必要なエネルギーを産出する細胞内小器官です。人間の細胞は約37兆個あるといわれ、1つの細胞に数千のミトコンドリアが存在しています。ざっと3,700兆個から3京7,000兆個という膨大な数です。
ミトコンドリアは、人間の核DNAと違うミトコンドリアDNAをもっています。その特徴は、母性遺伝です。ミトコンドリアDNAは、母親のものだけが子供に伝わり、父親のミトコンドリアDNAは次世代にはまったく関与しないという、核DNAとは異なった遺伝をします。
例えば、10世代前の核DNAがどの祖先に由来するのは特定できませんが、ミトコンドリアDNAでは、確実に10世代前の一人の母系の祖先の持っていたミトコンドリアDNAに行き着くことができます。
このことから、母方のミトコンドリアDNAを元に人類の祖先をたどっていくと、数十万年前のアフリカの女性に行きつくというミトコンドリア・イブ説(正確には「集団」)が提唱されました。
ミトコンドリアは別のDNAをもっているので、もともとは、別の生物だと考えれています。それが約10億年前に細胞に取り込まれて、今の真核細胞(動物・植物・菌類)になりました。人間の身体にある約3,700兆~3京個のミトコンドリアに意識はありません。
ただ、そこにあるのが原始生物の本能である「生存」と「繁殖」だとすると、僕たちの「脳」は「ミトコンドリア」に支配されているのかもしれません。
ミトコンドリアを細胞内から取り出すと、ミトコンドリアは死に絶えます。だから、ミトコンドリアは宿主の細胞にエネルギーを供給して、活動を支える。細胞はミトコンドリアにエネルギーの元を供給して、エネルギーを取り出す。
僕たちの活動をミクロの視点からのぞくと、そこには「ミトコンドリアの視点」があるのではないでしょうか。
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