たっきーです。
「クリスパー・キャス9」の伝記を読んでいます。
「クリスパー・キャス9」の提唱者であるジェニファー・ダウドナ氏による解説とともに、最新の遺伝子編集技術の詳細がわかりやすく書かれています。
角のない牛、人間の臓器を宿した豚、病気にならないトマトなどなど。遺伝子とは全ての細胞の中にある、生命の設計図である。
遺伝子編集といっても、「遺伝子組み換え」と「遺伝子編集」がある。
以前からある「遺伝子組み換え」技術は、たとえば、大豆の遺伝子に大腸菌などの異種遺伝子を組み込み、本来、自然には生成しないタンパク質を生み出したりする技術である。いわゆるキメラ化なのかな。
僕がイメージしたのは「テラフォーマーズ」。
テラフォーマーズは、人間に動物、昆虫の特性をもたせた人造人間だ。手が蟹だったり、スズメバチ人間だったりするやつですね。
「クリスパー・キャス9」では、異種遺伝子ではなく、自分の遺伝子を編集、改変、修復する技術なので、スズメバチ人間にはならない。筋肉モリモリ人間ぐらいになるのかな。
今までは、遺伝子疾患は、自然の奇跡による、自己DNA修復による治癒しかなかった。また、自然のいたずらで遺伝子変異をもって生まれることによって超人的な能力を発揮する人もいた。これが、人工的にいつでも、どのような遺伝情報も変異、修正、させることができるようになった。
角のない牛、人間の臓器を宿した豚は、すでに実在している。遺伝子編集によって生み出された自然界には存在し得なかった動植物たち。
ドラキュラや、オオカミ男、古の伝説は、本当だったのかもしれない。自然の遺伝子変容でそのような人間が誕生していてもおかしくはない。
老化の原因になる遺伝子を編集して、長寿化する人類。自分の移植用臓器をブタで生成することで、いつでも健康的な臓器を確保できる。いや、もう移植しなくても、遺伝子編集で健康な臓器をキープできるが、移植用は、外傷用などなど。
紫外線に強い強靭な皮膚をもち、低酸素でも活動できる人類。そうかつて想像の世界にいた「火星人」だ。実は、「火星人」は人類が生み出すのではないだろうか。
生命のセントラルドグマを手に入れた人類はどこへ向かうのか。
いうなれば、薄毛を防ぐフィナステリドは原因ホルモンのDHTを阻害するし、糖尿病治療薬のメトホルミンは糖の吸収を阻害する。いわゆるこれらが対症療法とするならば、遺伝子編集は、根本から変えてしまう。抜け毛ホルモンを司る遺伝子を不活性化すれば、もう薄毛に悩まなくなるということだ。まぁ、想像力が乏しいけど・・・。
「クリスパー・キャス9」の提唱者であるジェニファー・ダウドナ氏は、この神の手ともいえる「遺伝子編集の技術」が誰でも、低コストで使うことができるようになった現在、社会意義と倫理を科学技術者に啓蒙している。
実際、中国では、HIVウィルスに感染しない双子の赤ちゃんが誕生している。ヒトにおける遺伝子編集が実現している現代に、神の手はどう応えるのか。
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